✨ fade(かさねる)& 📐 グリッドモード
完全活用ガイド

「お手本の重ね合わせ」と「精密な基準線」を組み合わせて、客観的にフォームを分析する。

📅 最終更新: 2026年1月15日  |  対象: Form Mirror Pro / Form Mirror Sync Pro

フォームを改善する上で最大の障壁は「自分の動きを客観的に見ることができない」という点です。感覚だけに頼った練習では、本人が「できている」と思っている動きと実際の動きに大きなズレが生じていることが少なくありません。

このガイドでは、Form Mirror Pro の ✨ Fade(フェード)モード📐 グリッドモード の仕組みと使い方を詳しく解説し、2つを組み合わせることで得られる「相対的比較」と「絶対的基準」による精密なフォーム分析の方法を説明します。

🚀 2つの機能の違いと組み合わせるメリット

✨ Fade(フェード)モード

お手本動画をカメラ映像に半透明で重ねて、自分の動きとお手本の動きを「相対的」に比較します。関節の角度・動きのタイミング・体のラインのズレを直感的に把握できます。

📐 グリッドモード

画面に水平・垂直の補助線を表示して、体の傾き・軸のブレ・左右差を「絶対的な基準」で確認します。感覚ではわからない体の歪みを数値的に把握できます。

Fadeモードとグリッドモードはそれぞれ異なるアプローチでフォームを可視化します。この2つを組み合わせて使うことで、お手本との相対的な差異(Fade)と絶対的な体の軸のズレ(Grid)を同時に確認でき、フォーム分析の精度が大幅に向上します。

確認したいことFadeGrid両方
お手本との体のラインの違い◎ 最適
関節の角度・位置のズレ◎ 最適
動きのタイミングの差◎ 最適
体の左右の傾き・軸のブレ◎ 最適
姿勢の垂直性・水平性◎ 最適
毎回同じポジションの再現性◎ 最適
精密なフォーム総合分析◎ 最適

📐 グリッドモードの詳細と活用方法

グリッドモードでできること

グリッドをONにすると、画面に水平線と垂直線が表示されます。これを「絶対的な基準線」として使うことで、自分では感じにくい体の傾きや軸のズレを客観的に数値化できます。

💡 グリッドモードが特に有効な場面: 「まっすぐ立っているつもりだが実際は傾いている」「肩が水平だと思っていたが実は片側が上がっている」など、感覚と実際の体の状態にズレがあるケースの発見に最も効果を発揮します。

垂直線の活用方法

グリッドの垂直線を体の中心(頭頂から股関節)に合わせます。動作中に体がこの垂直線から左右にどれだけズレているかを確認することで、軸のブレを定量的に把握できます。

  • ダンスのターン中に垂直軸が保てているか
  • ゴルフのスイング中に頭が横にずれていないか(スウェー)
  • ヨガのバランスポーズで体が一直線か
  • 野球の投球でステップ方向がまっすぐか

水平線の活用方法

グリッドの水平線を肩・腰・膝などのランドマーク(基準点)に合わせます。これらのラインが本当に水平かを確認することで、左右差や骨盤の傾きを客観的に把握できます。

  • アーチェリーのT字フォームで両肩が水平か
  • バッティング中に頭の高さが変わっていないか
  • ピラティスのプランクで腰が落ちていないか(体が一直線か)
  • テニスのトスで腕が一定の高さまで上がっているか

毎回同じポジションを再現する

カメラの位置が変わっても、グリッドを目印にすることで前回と同じ設置環境を再現できます。「グリッドの垂直線が壁の端に合うよう設置する」などのルールを決めておくことで、異なる日の映像を正確に比較できるようになります。

💡 Tip: 毎回の練習で「グリッドの垂直線が自分の体の中心に来るようにカメラを設置する」というルールを作ることで、練習日による比較が容易になります。

✨ Fade(フェード)モードの詳細と活用方法

Fadeモードでできること

Fadeスライダーを調整すると、読み込んだお手本動画がカメラ映像の上に半透明で重なります。自分の体のラインとお手本のラインを「同じ画面上で直接比較」できるため、並べて比較するより直感的にズレを把握できます。

💡 Fadeモードが特に有効な場面: 「肘の角度が合っているか」「足の位置が正しいか」「タイミングがお手本と合っているか」など、お手本との相対的な差を比較したい場面に最も効果的です。

リアルタイムの透過比較

お手本をカメラ映像に重ねながらリアルタイムで確認できます。自分とお手本が同時に見える状態で練習することで、修正フィードバックのサイクルが素早く回せます。

Fadeスライダーの設定目安:

透明度設定見え方おすすめ用途
20〜30%お手本がうっすら重なる動きながらのリアルタイム確認
50%(推奨)自分とお手本が均等に見える静止ポーズの精密比較
70〜80%お手本が濃く重なるお手本のラインを強調して確認

軌道のイメージトレーニングへの活用

お手本の動きの軌跡(ラケット・バット・腕の通り道)を半透明で見ながら、自分の動きをその上に重ねるように練習します。「お手本の軌道を上からなぞる」感覚でフォームを修正することで、正しい動作の感覚を体得しやすくなります。

効果的なFadeの基本手順

  1. 「Choose File」でお手本動画(プロ選手や自分のベストフォーム)を読み込む
  2. 比較したい瞬間でお手本動画を一時停止する
  3. 自分も同じポーズ・フォームをとってカメラに映る
  4. Fadeスライダーを50%前後に調整して重ね合わせる
  5. ズレている部分(肘・膝・腰など)を特定し、修正ポイントを1〜2箇所に絞る
  6. 修正を意識して練習し、再度Fadeで確認するサイクルを繰り返す
💡 活用ヒント:FadeとGridを同時に使う手順

2つの機能を組み合わせることで、「お手本との相対的なズレ(Fade)」と「絶対的な体の軸のズレ(Grid)」を同時に確認できます。

  1. Gridをオンにして基準線を設定: まず地面の水平や壁の垂直に合わせてグリッド線を配置します。体の中心軸が垂直線に重なるようにカメラ位置を調整してください。
  2. お手本動画を読み込んでFadeで重ねる: お手本のセットアップがグリッドの基準線と整合するよう確認しながらFadeを調整します。
  3. グリッドとFadeを同時に確認しながら動く: 動作中に①グリッドの垂直線から体が外れていないか②お手本のラインとのズレの両方を同時に確認します。
  4. 静止状態で精密比較する: 最も確認したいフォームの瞬間でお手本とポーズを止め、グリッドとFadeの両方で細部を確認します。
  5. 修正して繰り返す: 特定した修正ポイントを意識して練習し、遅延映像やFadeで再確認するサイクルを繰り返します。
💡 Tip: 最初はGridとFadeを別々に試してから、慣れたら両方を同時に使うことをおすすめします。いきなり2つを同時に使うと情報量が多くなりすぎる場合があります。

🏆 競技別の活用例

FadeとGridを各競技でどのように活用するか、具体的なチェックポイントとともに解説します。

⚾ 野球・ソフトボール

Grid 投球: 踏み出し足の方向が垂直線と平行か・体の開きが早くないか
Grid 打撃: 頭の高さが水平線から上下にずれていないか
Fade 投球: リリースポイントがお手本と同じ位置で安定しているか
Fade 打撃: スイングの始動タイミング・バットの軌道がお手本と一致しているか

💡 組み合わせ活用: GridでステップのラインをチェックしながらFadeでリリース位置を重ね合わせることで、下半身と上半身のフォームを同時に分析できます。
🎾 テニス・バドミントン

Grid サーブ: トスの最高到達点を水平線でマークして安定させる
Grid 構え: 両肩のラインが水平か・膝の曲がりが左右均等か
Fade サーブ: プロのラケットスイング軌道と自分のラケット軌道を重ねて比較
Fade リカバリー: 打球後のポジションへの戻りタイミングをお手本と比較

💡 組み合わせ活用: Grid水平線でトスの高さを一定に保ちながら、Fadeでインパクト時のラケット面の向きを比較するのが効果的です。
🏐 バレーボール・バスケットボール

Grid ジャンプ: 空中での体の軸(垂直線)がブレていないか
Grid 水平線: ジャンプの到達点を毎回マークして高さの変化を比較
Fade スパイク・シュート: 理想のフォームとリリース角度を重ねて比較
Fade フォーム改善: 腕の振り・体の回転タイミングをプロと重ねて確認

⛳ ゴルフ

Grid アドレス: 肩・腰・膝のラインが水平か・前傾角度が適切か
Grid スイング: 頭の位置が垂直線から横にずれていないか(スウェー防止)
Fade スイング軌道: プロのスイング軌道と自分の軌道を重ねてインサイドアウト・アウトサイドインの差を確認
Fade インパクト: インパクト時の体の角度・腕の位置をプロと比較

💡 組み合わせ活用: GridでアドレスのラインとスウェーをチェックしながらFadeでスイング軌道を重ねると、スイングの根本的な問題を特定しやすくなります。
💃 ダンス・ヨガ

Grid ターン: 回転中に垂直軸がブレていないか
Grid ヨガ: バランスポーズで体が水平・垂直の基準線から外れていないか
Fade 振り付け: 手足の位置・角度がお手本と一致しているか
Fade ポーズ: インストラクターのポーズと自分の体のラインを重ねて差を確認

🎸 楽器演奏・指揮

Grid 姿勢: 肩の水平ライン・脊椎の垂直性・手首の角度を確認して無理のない構えを習得
Grid 弓・弦: 弓が弦に対して垂直に動いているか水平線で確認
Fade 指揮: 指揮者のビートパターンを半透明で重ねて、手の軌跡・タイミングを比較
Fade 演奏姿勢: 理想の構えとの差(肘の高さ・手首の角度)を視覚化

💡 音楽特有の活用: GridとFadeを組み合わせることで、「正しい姿勢(Grid)で正しいフォームの動き(Fade)ができているか」を同時に確認できます。

🛠️ ツール使い分けの目安

確認したいこと 推奨ツール 具体的な活用方法
体の傾き・軸のブレ Grid 垂直線を体の中心に合わせ、動作中のズレを確認
肩・腰の水平性 Grid 水平線を肩に合わせ、左右差を確認
関節の角度・位置 Fade お手本の静止瞬間と重ねて関節の位置を比較
動きのタイミング Fade お手本と同速で重ねてタイミングのズレを確認
軌道・バット・ラケット Fade お手本の器具の軌道を半透明で重ねて比較
精密なフォーム総合分析 Grid + Fade Gridで絶対的な軸を固定しFadeで相対的差異を確認

❓ FAQ & トラブルシューティング

なぜ無料で使えるのですか?後から課金されませんか? 個人開発者の技術ポートフォリオとして公開しており、完全無料でご利用いただけます。サブスクリプションや有料プランは存在せず、後から請求が来ることは一切ありません。
フォーム確認で撮影した動画は外部に流出しませんか? はい、安全です。動画データはサーバーへ一切送信されず、すべてお使いのブラウザ内だけで処理されます。インターネット上に保存されることもないため、プライバシーは完全に守られます。
アプリのインストールや会員登録は必要ですか? 不要です。ChromeまたはSafariでURLにアクセスするだけで、すぐにご利用いただけます。メールアドレス等の個人情報の登録も一切必要ありません。
✨ Fadeとグリッド、どちらを先に設定すべきですか? グリッドを先に設定することをおすすめします。まずGridをオンにして地面の水平・体の中心軸の垂直を基準線として固定します。その後にFadeでお手本を重ねることで、絶対的な基準(Grid)の上にお手本との相対的な比較(Fade)を重ねられるため、より正確な分析ができます。
お手本動画と自分の体のサイズが合わないときは? ピンチ操作(2本の指で広げる/縮める)でお手本動画と自分の映像をそれぞれ個別に拡大・縮小できます。まず頭頂と足元の位置を合わせるようにサイズを調整し、次にドラッグで位置を合わせることで、重ね合わせの精度が向上します。
Fadeの透明度はどのくらいに設定するのが良いですか? 目的によって変わりますが、静止ポーズの精密比較には50%前後が最も見やすいです。動きながらリアルタイムで確認する場合は20〜30%(薄め)に設定するとお手本が邪魔にならずに確認できます。お手本のラインを強調したい場合は70〜80%に上げてください。
FadeとGridを使っても「どこを直せばいいかわからない」場合は? 修正ポイントを一度に複数見つけようとせず、1セッションで「1〜2箇所に絞る」のが効果的です。まずGridで「体の最も大きなズレ(軸の傾きなど)」を1つ特定し、次のセッションでFadeで「そのズレの詳細(どの関節が原因か)」を確認するという順序で進めると、改善が早くなります。